一度体のバランスを崩すと、つらい痛みに悩まされる腰痛。
その腰痛のメカニズムと、原因についてご紹介します。

背中と腰の構造から見た原因

脊柱を横から見ると、私たちの背骨は柱を立てたような感じではなく、首が前、背中が後ろ、腰が前というようにS字形のカーブを描いています。
もし、これがまっすぐになっていると跳びはねたとき脳に振動が直接伝わってしまいますが、S字形になっているために、衝撃が吸収されて振動が響きにくくなっているのです。

35歳以降になると軟骨の水分も減少して弾力性が落ちてきます。
そのためにクッション効果が弱まり、腰椎への衝撃を緩和できなくなって腰痛が起こり易くなるのです。
その他に、筋肉の老化によって、状態を支えられなくなる場合や神経からくる痛みが原因の場合や脊柱(背骨)の中にある脊髄から出ている末梢神経が痛みの原因になる場合もあります。

よくある主な原因

姿勢の悪さ、一定の姿勢

前かがみや直立した姿勢を続けていると、腰の筋肉に大きな負担がかかります。姿勢を良くして、腰への負担をかけない生活をしましょう。

過度の運動や動作

激しいスポーツや、重いものを持ち上げたとき、また肉体労働などで腰の筋肉を酷使したときも腰痛が起こることがあります。
急激な動作は避け、腰に負担をかけないように気を付けましょう。

筋肉の衰え

運動不足や、加齢のために腰の筋力が衰えている人は腰にかかる負担がいっそう大きくなり、腰痛を起こし易くなります。普段から運動して、筋力をアップしておきましょう。

骨の老化

閉経後の女性には、骨粗しょう症で骨がもろくなり、圧迫骨折を起こす人がいます。
そのため、背中が曲がるなどして、背中から腰にかけて痛みが起こります。若いうちからカルシウムを十分にとって、骨を丈夫にしておきましょう。

内臓などの病気

肝臓や子宮などの病気によって腰痛が起こることがあります。がんこな腰痛は躊躇せずに医師の診察をあおいでください。

こういう人はとくに腰痛に注意

•先天的に骨組みに異常がある人
•骨の形、配列に問題のある人(腰が後ろに強く反ってるような人)
•椎間板ヘルニアの人
•華奢な人
•筋肉のバランスの悪い人
•筋肉が発達していなくて脂肪の多い人
•座りっぱなし立ちっぱなしなど仕事上長く同じ姿勢を続けている人
•腰に負担の多い労働をする人など

上記のような症状に思いあたる方は、ぜひ一度、整骨院などへ相談してみてください。
整骨院では、こうした状態から改善した実績が数多くあるのです。
長期間通院してもなかなか症状の改善がみられない場合は、別の疾患や原因が考えられますので、医師に相談してみましょう。