肉離れとは

肉離れのことを専門的には「挫傷」と言います。
十分な準備運動を行わなかったり、疲労の蓄積で筋肉の柔軟性が低下している状態で、急激な運動を行い、筋肉の線維を損傷してしまうことで起こります。

これは、収縮している筋肉が急に、無理に引き伸ばされたときに起こり、筋肉の一部が断裂してしまうものです。
ふくらはぎや、太ももの裏(ハムストリングス)に多い症状で、殿部などにも発生することもあります。

肉離れを引き起こす原因

原因として一番多いのが、筋肉に負荷の高い行動を突発的に行うこと。具体例を挙げると、筋肉に疲労がたまっている状態でのダッシュや、急に高いところから着地するといったことが考えられます。
このような突発的な行動はスポーツでは頻繁に行われているので、行動の制限は非常に難しいものです。

そこでスポーツや運動をする前には、筋肉がしっかり温まるまでウォーミングアップを行うことや、運動後の時間をかけたクールダウンが大切になります。
特に筋肉が引き伸ばされる行動が考えられるときは、常に負荷が加わり過ぎていないか意識しておきましょう。

肉離れになったときの対処方法

肉離れには強烈な痛みとともに歩行困難になるものから、少し違和感がある程度の軽度な痛みまで、症状もさまざまです。
重症の場合は患部に強い内出血が見られることもあるので、できるだけ早く医療機関に行くことをおすすめします。

肉離れになったときに自分で行える対処方法には、「RISE処置」と呼ばれる方法があるので、まずはこちらを試してみるといいでしょう。

RISE処置」とは

安静(Rest
冷却(Icing
圧迫(Compression
患部を高いところに上げる(Elevation

の頭文字をとったもの。

軽度の肉離れの場合は安静にしておくことによって1週間ほどで自然治癒することがありますが、決して患部を温めることはしないでください。

治療の流れと再発予防

肉離れの治療を行う場合、いち早く社会復帰ができるために段階的な治療を行っていきます。
まずは患部に応急処置を行い、痛みを緩和。ある程度自力で動かせるようになれば、ストレッチやマッサージによって、硬くなった筋肉をほぐして柔軟性を取り戻していきます。

マッサージなどで筋肉に柔軟性が戻れば、肉離れになる前と変わらないくらいに動かすことができるようになり、その後は肉離れを再発しないようなケア、という流れになっていくのです。

肉離れの治療については、再発予防を自分自身で対策することは困難です。
整骨院等での治療をおすすめします。肉離れに悩んでいる方がいましたら相談してみましょう。